架空郵便第九

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浴衣と彦星と

浴衣を1着だけ持っている。
高級なものではないので、日常的に着てみようかと企んでいたのだが、
今年は1回しか浴衣を着なかった。
それがくやしい。
彦星なんかも1年に1回くらいの七夕にしか浴衣を着ないかも知れないが、
彼と比べても仕方がない。

12月を残したこの時点で今年を振り返るようなことを言うのは気が早いようだが、
どう考えても12月に浴衣を着る意地っ張りにはなれそうにないので、
今年の浴衣の結果は出てしまったことは否定できない。
浴衣を当たり前のように着る生活習慣を作り出すことは叶わなかったのだ。今年は。
いや、今年も。

20代の後半頃から、和服に対しては強い憧れがある。
とは言え、なかなか機会があるものではなく、
先立つものも必要になることだから、憧れるばかりで踏み出せなかった。
そして30代半ばになった今でも進展がない。
これは大いに反省すべきことだと思う。

いっそ花でも始めてみるか。
日本舞踊も良いかも知れない。
いずれにしても生活習慣だ。和服に見合った生活習慣へシフトするくらいではなくてはダメだ。
和服の国に引っ越すか。和服の国ってどこだ。日本か。ここじゃないか。

思えば、日常的に好んで聴く音楽も海外のものが多くて、
それも時々やるせない思いになる。
もっと国内のものに目を向けなくてはと思ったりする。
そう思いつつも、毎月大量に買い続けるCDのほとんどが海外のものなのだ。

日本に対する思いが常に空回りしている。
冬の夜、冷たい布団の中でジタバタするのに似ている。
自分が熱を起こしているという実感だけが、せめてもの救いだろうか。

Posted by 店長 Posted in: その他(09.06.05まで) No Comments » 2007.11.30


ケッサン

年に一度の決算処理中。
締切は明日だが、さすがに三回目ともなると余裕がある。
余裕ばかりか油断もある。
そのせいか、書き直せない用紙で何箇所も書き間違った。
明日、窓口で「すいません」と言わなくてはならないことを思うと気が重い。

難しい計算とか、面倒な書類とか、厳しいスケジュールとかよりも、
窓口で「すいません」の方が苦手で、
そのへんは会社を作った頃からまるで進歩していない。

わりと没頭して作業していたせいか、夕焼けを見逃した。
いや、夕焼けだったかどうかはわからないのだけど、
見逃した夕方にどんな理想を抱こうと僕の自由というものだ。

dscn1706.JPG

これは数週間前の写真。
こんな日だったらいいなと思う。

dscn1708.JPG

白猫が「一人でできるもん」に失敗していた。

Posted by 店長 Posted in: その他(09.06.05まで) 4 Comments » 2007.11.29


12月の雑貨袋公開

575.png

毎月恒例、あきよさんの雑貨袋が公開された。
発売は12月5日の予定。虎視眈々と待たれよ。

壁に緑と赤の紙を貼って、毎日それを眺めるとしよう。
夏の間はそれを見て「スイカだなあ」と思うわけだけど、
ある日突然「あ、クリスマスだ」と思ったら冬。
という具合にいくようなわかりやすい人間になろうか。

なろうぜ。

Posted by 店長 Posted in: 架空ストア(09.06.05まで) No Comments » 2007.11.28


きみのなは

「冬のガリレオ」の略称は何ですか?というメールをもらうことがある。

何でもいいです、好きにして下さい…と言うのが僕の正直な思いなのだけど、
それをそのまま書くと、わりと面倒なことになりやすいので、なるべく柔らかい言い方で返すことにしている。

面倒なことと言うのはどういうことかと言うと、
相手が怒り出したり、泣き出したり、急に自分のブログを閉鎖してしまったり、
もう来ません、冬のガリレオや他のゲームの登録を全て削除して下さい…と痛烈な別れ話を切り出されたり、ということである。
どうしてそうなるのかよくわからないことが多いのだけど、
実際にそういうことがあったので、そういうこともあるんだなと思うしかない。

「冬ガリ」と略しても良いですか?というのもある。

こちらは少し返答が難しい。
好きにして下さい…ということに違いはないのだけど、
良いですよと応じると、レトロインクが認めた略称として一人歩きされるオソレがある。
そのへんに注意を払いつつ、慎重な回答が必要だ。
余談だけど、僕としては「ガリレオ」を「ガリ」と略すのは下品だと感じている。
だからと言って、そういう略称を使っている人たちに苦情を言うつもりはないので、
好きにしてもらいたい。

こういう質問を送ってくるお客さんは、ほとんど匿名だ。
無記名というわけではなく、自称の仮名が書いてある。
コンテンツ内で使用している名前なのかも知れない。
読み方のわからない奇妙な名前も多い。

メールの内容だけでは相手がどういう人かはなかなかわからないが、
そのネーミングセンスから、ある種のイメージは得ることができる。
年齢とか趣味志向とか、勝手に想像することもできる。ぼんやりとではあるが。
そのぼんやりとしたイメージに向かって返答をひねり出す。
浮世離れした名前に「様」をつけてメールを送信する。
本当に相手に届くのか?そもそもそんな相手が実在するのか?という不安も少々。
不条理な世界に迷い込んだような、奇妙な瞬間だと思う。

それがインターネットじゃないかと言われれば確かにそうなのだが、
どうやら僕はいまだにインターネットに慣れていないらしいのだ。
インターネットにいまいち合点がいかない…という感じで。

最近、回答にとても苦慮したメールがあって、ようやくの思いで返信したのだけど、
どうやら相手に届いてないらしいということがわかった。
正確には、あるコンテンツの中で、「返事が来ない」と相手がぼやいているのをたまたま見たのだが、
それを見た時には、「届いているはずだ」という思いと同時に、「さもありなん」という思いがした。

返答に大変な時間をかけたわりには問題は何一つ解決していないのだけど、
ともかく僕は、深く納得したのだった。

Posted by 店長 Posted in: その他(09.06.05まで) No Comments » 2007.11.27


ペンギン倒し

空を飛ぶ飛行機やヘリコプターを見上げたペンギンが、後方にひっくり返る。
それが群れ全体で起こるものだから、将棋倒しのようにバタバタと倒れていく。
いわゆる「ペンギン倒し」だ。
7?8年くらい前に、真偽を確かめるべくイギリス軍が調査に乗り出したとかで、
ちょっとしたニュースになった。

今では「ペンギン倒し」はガセネタだったということになっているけど、
まんまとペンギンにしてやられたような気がしてならない。
多分、一度くらいは本当に倒れてみせたのだ。やつらは。わざと。
そして人間社会で話題になったと見るや、そしらぬ顔で過ごしているのだ。

今日はどうにも仕事がはかどらず、冴えない一日だった。、
やるせない気持ちをかかえて悶々としていたら、急に「ペンギン倒し」のことを思い出した。

7?8年前に「ペンギン倒し」を聞いた時にも、やはり悶々としていたのかも知れない。
それともイギリス軍の奇妙な英断に対する羨望を引きずっているのか。

Posted by 店長 Posted in: その他(09.06.05まで) No Comments » 2007.11.23


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