架空郵便第九

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洋菓子セットと古い鍵

洋菓子セットと古い鍵を渡されて、さあ行ってらっしゃいと外に出されたら、
太陽は嘘みたいに頭上にあって傾くこともなく、
道はどこまでも丸くて先が見えない。
もちろん振り返ったってお母さんはもういないんだ。

風に揺れる電信柱が、その洋菓子セットを手放せとしきりに忠告するけれど、
もっとずっとギリギリのギリまで胸に抱いていよう。
そのうちきっと時限爆弾の音を憶えるから。

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Posted by 店長 Posted in: 架空ストア(09.06.05まで) No Comments » 2008.03.26


吉野梅郷(青梅)

梅休暇8日目。これで千秋楽。
青梅の吉野梅郷。
こことの出会いはずいぶん昔の話になるが、今年ほど条件に恵まれた年はない。
これ以上ないというくらいの開花と快晴。
そのぶん人出の多いのはつらいが、梅を愛でる人が大勢いるのは良いことだ。

梅林の友達といえばメジロだが、今日はミツバチをたくさん見かけた。
春なのだな。
我々全員梅の香りに引き寄せられた仲間。
いざ渡り歩かん西へ東へ。

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梅の苗を買った。豊後と緑蕚枝垂の2本。
毎年買おうかどうしようか迷いつつも買わないでいたのだが、
今年はばあ様の梅に出会って、少し気持ちが変わったようだ。
これから長い付き合いになるだろう。よろしく頼む。

吉野梅郷の梅の見ごろはもうしばらく続くが、僕の今年の梅はこれでおしまい。
さあ、仕事に戻らねば。
冬のガリレオの新バージョンも待っている。

Posted by 店長 Posted in: その他(09.06.05まで) No Comments » 2008.03.22


ばあさまの梅

梅休暇7日目。番外編。
水戸のばあさまの家に梅があった。
30年前に僕を偕楽園に連れていった時に梅の苗を買ったのだと言う。なんと!

梅の苗が樹齢何年くらいなのかよくわからないが、
オオザッパに考えると、この梅はきっと僕と同い年だ。

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まだまだ小さい木だ。
梅にとって30数年なんてこんなものなのだなあ。

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海にも寄った。

Posted by 店長 Posted in: その他(09.06.05まで) No Comments » 2008.03.16


偕楽園(水戸)

梅休暇6日目。
30年ぶりくらいの偕楽園。
ほとんど憶えていないが懐かしい。

本園の中よりも、川の向こう側に新しくできた(多分)梅の広場の方が魅力大。
とにかく人が多すぎるんだ本園は。

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Posted by 店長 Posted in: その他(09.06.05まで) No Comments » 2008.03.15


古い鍵

何の鍵だかわからない鍵を何本か持っている。
何の鍵だかわからなくても、これまでのところ一向に不都合がないので、
捨ててしまっても良いのだが、
まあ、そんなに場所を取るものでもないし、
小さいわりには何だか重みがあって、空き缶や不燃物と一緒に捨てるのも何だかなあ…
そんなわけで引き出しの奥に入っている。
はっ、ひょっとしたらその引き出しの鍵なんじゃないか…と、
慌てて引き出しを見てみたが、この引き出しには鍵なんてついていない。
何の鍵だかわからない鍵をしまう場所として、
鍵のついていない引き出しが適当かどうかはよくわからないが、
この世の中には、鍵と鍵穴のどちらがより多く存在しているのかということは、
真剣に考えてみても良いかも知れない。

もちろんそれは、人類において鍵を作る情熱と鍵穴を作る情熱の、
どちらが勝っているかという問題に他ならない。

そして今後の人生でどちらを応援していくべきかという、
人生の方針を決める問題でもあるだろう。

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架空ストアに新しい作家さんの登場です。

Posted by 店長 Posted in: 架空ストア(09.06.05まで) No Comments » 2008.03.14


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