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サブシステムで動く街
今日は普通の日ではなかったようだ。
朝は近所で大きな火事があって、痛ましい被害が出た。
ニュースなどでも大きく取り上げられていたので、ご存知の方も多いはずだ。
何だかそのあたりから、いつもと違う歯車が回っていたように思う。
司令部の機能しなくなった艦船が、それぞれの現場の判断だけで動いているような感じ。
生きていると、時々そういう日がある。
TOMATO KID氏は正装でやって来た。
「流血仮面展」のためではなく、ご友人の結婚披露パーティーのためだ。
靴だけが正装に合わなくて別の靴を買うべきか悩んでいる、と言うので見てみると、
確かに全く合わない靴だった。
実はこれは、僕が見る夢の中でよくあるシチュエーション。
こうして書いてみても、何だかたわいのない「夢」の話のようだ。
現実だけど、何だかちょっとピントがずれている。
75歳のお客様が、マスクを被ってポーズを取る。
それを同年代の奥様が見て笑う。
夕方にはずいぶん大勢のお客様もいらした。
ある程度の人数が店に入ると、店は店として機能しなくなる。
現実の最後のよりどころまで失った感触。
ここでちょっとした事件があった。
ただし、何者かの悪意があるものではない。
誤解のないように、丁寧に説明したい。
要は「架空ストアは狭いから、団体のお客さんが長居するとほかのお客さんに迷惑がかかる。」ということだ。正確を期すならば、「団体の」は「二人以上の」という意味になる。
もちろん大勢のお客さんが来てくれるのは嬉しいことなので、
昨日のお客さんたちにも、感謝こそあれ、文句や苦情を言うつもりは全くない。
(言うつもりであれば、その場で言っている。)
むしろ、感謝の言葉を言い足りないくらいだ。
だから、すいませんとかごめんなさいとかは決して言わないでもらいたい。
そういうのは絶対に嫌だ。
今回のことを問題だと感じてもらえるなら、
「次は違うやり方を考えよう」と思ってくれればそれで問題ない。
基本的には、店内の作品を眺めたり選んだりする分には、
どれだけ長居してもらっても構わない。店だからね。それは当然。
友達と世間話に花を咲かせる段階になったら、近くの喫茶店に行くことをオススメする。
(高円寺には良い店がたくさんあるから、いくらでも紹介しますよ。)
こういったことは今日が初めてというわけではないが、
今日のは特にわかりやすい状況で起こったから、
その場にいた皆さんにはわかってもらえたのではないかと思う。
だから「ちょうど良かった」という気もしている。
雨が降ったり止んだり。
マスク写真を外に出したり戻したり。
店内は終始むわっとしていた。
夜になってちょっと熱が出て、ぼんやりしていると、
自転車のライトが壊れて、そのままでは帰れなくなった。
さらにぼんやりとしていたら、身内がちょっとした交通事故を起こした。
そこでようやく日が変わる。
新しい一日だ、などとはとても思えない深夜の道を、
キャンプ用の懐中電灯をぶら下げた自転車で帰る。
寒いのに風はぬるかった。
帰宅して猫にエサをやる。
猫はいつも通り。

さて、この架空郵便第九は、23日で一区切りとして、
数日後に新しいスタイルで再開したいと思っている。
とりあえず終了までにあと1~2回は、「流血仮面展」最終日の様子などをお届けする予定。
お付き合い下さい。
40年前のアルバム。僕はまだ生まれてない。
1968~1969年というのはとにかく密度の濃い時代だったようだ。
その密度の濃さに押し出されるようにして、僕は生まれたのだと思いたい。
途中からこちらに。
75歳のマスクマンが登場したあたりからかな。
Posted by 店長
11月 2009
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